金曜日の手紙

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「クラスのこが持ってきてくれたのに あなたが寝てたから預かっておいてあげたのよ」 「そっか、ありがとう」 「そんなこといいから早く開けなさいよ」 お礼なんてろくに聞きもせず、私をせっつく 「……。」 そんな、果てしなくややこしい性格の"恋する乙女"を眩しそうにみやる 共の、愛への戸惑いと恐怖 それは嬉しくもあるし、なんて面倒な奴だとも思った けど、どちらも口にはせずにただ封筒の封を切る
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