―第二章―二大勢力

2/3
前へ
/29ページ
次へ
異世界に吸い込まれてから3日後・・・・ ウィザールには、気になることがあった。 「ジャック、聞きたいことがあるんだけど」 「なんだ?」 「奴等、って誰のこと?」 ジャックはいきなり真剣な顔になった。 「奴等って言うのは、この世界最大の組織、アンダー・アースのことだ」 「この世界では機械技術が一番進歩している。その中でも特に進歩しているのが、機人工学、つまりサイボーグ技術だ。その技術によってうまれたサイボーグの組織、それがアンダー・アースだ」 「なるほど。で、他には?」 「アンダー・アースはこの世界最大の組織であると同時に、この世界で一番嫌われてる組織だ」 「何で?」 「奴等は強大な軍事力と科学力を背景に、この世界の3分の2を支配して、そこにいた人々を幽閉しやがったんだ」 「そりゃひどい・・・・」 「そして、今から・・・・3年前、流星のごとく、反アンダー・アースの組織がうまれた」 「名前は?」 「スター・プラネッツだ」
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加