12人が本棚に入れています
本棚に追加
ここは魔法技術の発達した世界。その世界最大の国、テネサムの北90kmの砂漠の上を一人の魔法使いの少年が飛んでいた。
彼の名はウィザール。
テネサムでその名を知らぬ者はいない大魔法使いである。
彼は砂漠の果てにある『次元の遺跡』に向かっていた。飛行装置に変型した『ゼルンの杖』の後ろに固定されている赤と青の棺桶を詳しく調べるために。
向かっている途中で、この棺桶を見つけた時のことを思い出した。
(そういえば、アイツと会ってからもう三年かぁ・・)
最初のコメントを投稿しよう!