―序章― 異世界の扉

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ここは魔法技術の発達した世界。その世界最大の国、テネサムの北90kmの砂漠の上を一人の魔法使いの少年が飛んでいた。 彼の名はウィザール。 テネサムでその名を知らぬ者はいない大魔法使いである。 彼は砂漠の果てにある『次元の遺跡』に向かっていた。飛行装置に変型した『ゼルンの杖』の後ろに固定されている赤と青の棺桶を詳しく調べるために。 向かっている途中で、この棺桶を見つけた時のことを思い出した。 (そういえば、アイツと会ってからもう三年かぁ・・)
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