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ウィザールが目を覚ますと、そこは砂漠だった。辺りには砂しかなく、テネサムは見えなかった。そこでウィザールは意識を失った。
再び目を覚ますと、そこは室内だった。
(あれ?・・・・ここは?・・・・)
その時、二つの声が聞こえた。
「・・・・・・・キ、ハヤ・・・・・」
「・・・・てよ、クロ・・・・」
足音と共にドアが開き、誰かが入って来た。
一人は金髪で青い眼をしていた。左手は機械だった。
もう一人は全身機械だった。
「よぉ、目ェ覚めたか」
「大丈夫カイ?」
「・・・・君たちは?」
「おっと、自己紹介遅れたな。オレの名前はジャックって言うんだ。よろしくな」
「ボクノ名前ハクロスダヨ」
「・・よ、よろしく」
「デ、キミハ?」
「僕は・・ウィザール」
「しかしお前、変な格好してるな」
ジャックはウィザールの服装に興味をもっているようだ。そこで、ウィザールの疑問は確信に変わった。
「実は・・・・僕はこことは違う世界から来たと思うんだけど・・・・」
それを聞いた二人は大笑いした。
「なんだ、お前も被害者かよ!」
「ツイテナイネ!キミモ!」
ウィザールは訳がわからないので、ジャックに聞いた。
「どういう事?」
ジャックは笑いをこらえながら言った。
「いや、奴等のアレに引っ掛かかったのか、って思うとおかしくて」
「奴等?」
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