―第一章―新たなる友

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ウィザールが目を覚ますと、そこは砂漠だった。辺りには砂しかなく、テネサムは見えなかった。そこでウィザールは意識を失った。 再び目を覚ますと、そこは室内だった。 (あれ?・・・・ここは?・・・・) その時、二つの声が聞こえた。 「・・・・・・・キ、ハヤ・・・・・」 「・・・・てよ、クロ・・・・」 足音と共にドアが開き、誰かが入って来た。 一人は金髪で青い眼をしていた。左手は機械だった。 もう一人は全身機械だった。 「よぉ、目ェ覚めたか」 「大丈夫カイ?」 「・・・・君たちは?」 「おっと、自己紹介遅れたな。オレの名前はジャックって言うんだ。よろしくな」 「ボクノ名前ハクロスダヨ」 「・・よ、よろしく」 「デ、キミハ?」 「僕は・・ウィザール」 「しかしお前、変な格好してるな」 ジャックはウィザールの服装に興味をもっているようだ。そこで、ウィザールの疑問は確信に変わった。 「実は・・・・僕はこことは違う世界から来たと思うんだけど・・・・」 それを聞いた二人は大笑いした。 「なんだ、お前も被害者かよ!」 「ツイテナイネ!キミモ!」 ウィザールは訳がわからないので、ジャックに聞いた。 「どういう事?」 ジャックは笑いをこらえながら言った。 「いや、奴等のアレに引っ掛かかったのか、って思うとおかしくて」 「奴等?」
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