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「それより、これはお前のか?」
ジャックは杖と棺桶をウィザールに見せた。
「あ」
その時までウィザールは、ゼルンの杖とクロルの棺桶の事をすっかり忘れていた。
「そ、そう!ありがとう。拾ってくれて」
「いやぁ、高く売れると思って・・・・」
「・・・・・・まぁ、理由はともかくありがとう」
そして、ウィザールは聞いた。
「僕は何に巻き込まれたんだ?」
「アレハ『ブラック・テンペスト』ッテイウンダヨ」
「何それ?」
「次元をつなぐブラックホールだ」
「最近被害者多インダヨ」
「なるほど・・・・」
しばらくして・・・・・・
「ところで、ここはどこ?」
「ここはナグネ砂漠だよ」
「コッチカラモ質問。キミノ特技ハ?」
「あ・・えっと・・・・魔法・・」
その言葉にジャックとクロスが動いた。
「マジで!?」
「キミハ魔法使いナノ?」
「え・・・・まあね」
「「ヘェ~~~~~」」
「な、なんで?」
「この世界では魔法使いはマジで珍しいんだ」
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