―第一章―新たなる友

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「それより、これはお前のか?」 ジャックは杖と棺桶をウィザールに見せた。 「あ」 その時までウィザールは、ゼルンの杖とクロルの棺桶の事をすっかり忘れていた。 「そ、そう!ありがとう。拾ってくれて」 「いやぁ、高く売れると思って・・・・」 「・・・・・・まぁ、理由はともかくありがとう」 そして、ウィザールは聞いた。 「僕は何に巻き込まれたんだ?」 「アレハ『ブラック・テンペスト』ッテイウンダヨ」 「何それ?」 「次元をつなぐブラックホールだ」 「最近被害者多インダヨ」 「なるほど・・・・」 しばらくして・・・・・・ 「ところで、ここはどこ?」 「ここはナグネ砂漠だよ」 「コッチカラモ質問。キミノ特技ハ?」 「あ・・えっと・・・・魔法・・」 その言葉にジャックとクロスが動いた。 「マジで!?」 「キミハ魔法使いナノ?」 「え・・・・まあね」 「「ヘェ~~~~~」」 「な、なんで?」 「この世界では魔法使いはマジで珍しいんだ」
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