二年生

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しかし そんときだけは何故か諦める事ができなかった… だから… 「付き合える日が来るまで待つよ…いくらでも待つ…」 と答えてしまった… その日から毎日のようにいつもの同じ時間帯に電話していつしか俺の日課みたいなのになっていた… 電話の向こうには俺の知らない彼女がたくさんいた… 泣いたり… 怒ってたり… 笑ってたり… 酔っ払ってたり… 俺はそんな彼女の声が愛しくて毎日、毎日電話した… 親には携帯代が高いとかいろいろ言われた それでも彼女の声が聞きたくて毎日のように電話した… しかし 学校で会う彼女は俺と口を聞こうとはしてくれなかった… だから 電話は彼女との唯一のコミュニケーションだった… 学校にいる時はメッチャへこんだ… けど… 学校いる時だけ彼女に会うことができる… 話なら帰ってから電話でいくらでもできる… 俺には彼女しかいなかった… 部活の休憩中いつも彼女の走りを目で追っていってた… とても大切だった…
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