崩壊の音

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  …このままじゃ埒があかないし面倒だな 「話って?何話してたの?」 あ~ぁ、見事に食いついたし 「簡単な世間話かな」 むー…こんなんじゃ駄目か 「華穂…」 元凶は黙ってろ 「実は私まだ準備出来てないんだよね だから井戸端会議はこれにてお開き! それに二人とも遅れていいの? 早く行きなよ」 …どうだ? 「…そうだね! 拓海!!早く行こ!!」 と言うが否や理香は拓海の腕を無理矢理引っ張っていった… う~ん雄々しいね 恋する乙女いと強し? 理香も早くこの場を離れたかったんだろうね~ 今頃拓海に話のこと聞き出してるかな? あいつ…変なこといわなきゃいいけど… 何はともあれ嵐は去った さ、私も学校に行きますか …ゲ、遅刻決定じゃん その日、いつも金魚の糞みたいに後ろにくっついていた理香は珍しく私に近づこうとはしなかった  
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