バスケット

10/14
前へ
/15ページ
次へ
突然声を掛けられビックリしている少女からボールを奪い取って、俺はゴールに向けてシュートした。 ガゴン!!と音を残して、ボールが輪を潜って床に落下した。 どうだ?分かったか、と聞こうとした俺を遮るようにそいつは悲鳴に近い声をあげた。 「スゴい!!スゴ過ぎます!!もう一回お願いして良いですか!!」 「お、おう…。」 俺はそいつの迫力に押されるようにボールを手にとり、的に向けて放った。 またしてもガゴーンと 音を残して、ボールが床に落下した。 これで良いか?、と聞こうとした俺をまたしても遮るようにそいつは悲鳴をあげた。 「スゴ、スゴ過ぎます!!もしやバスケ部の方ですか!?」
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加