銀盤の上の天使と悪魔

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三日連続、 寝付けない夜に 寄り添うように 憂欝はトクに。 流れ出る押しては反す、 返ってこないメールに腹が立つ。 深く深い森に迷い込んだ感覚なのに、 私の中の羅針盤は道を示さない。 羅針盤じゃない トランシーバーに シヴァの思いを詰めれるだけ詰めてやろう。 エヴァの冷たさを胸に、 今のケダルサを常に、 手の先のカジカミと 間違いと 意味と意志のハキチガイを。 キチガイなフレーズで覆い隠す、 一概には言えずとも 嘘をつく 嘘をつく 嘘をつく、 踊りながら帰路につく。      家に帰り着く、ワラの家、 今は使わなくなった、 コーヒーメーカーを床に叩きつける。 それで溶け出したコーヒーは極上に喉を通る、 私はまた消えない内に あの道を通る。 通り道の途中、 車椅子に乗った老婆を少年が押していた。     ここには、まだ銀盤の上の天使が踊っていたよ。   道の脇には悪魔が捨てていった、 吸いかけのタバコ、 シケモクが転がってた。 私は火をつけ、 羨ましそうに、 天使のように、 踊りながら吸ってやったよ。 タダのイヤミのように、 ハサミを手に綺麗な花をプレゼントした。 そう過去にすがる、 亡者のように、 妄想癖に移り変り祈るように。 祈る事によって一時の幸せを得る事、 ささいな、 しょうもないと言われるならばそれでいい。 言いたいのなら深海魚のように底をはってせめて見えないようにしておくれよ。 銀盤の上では相変わらず何も知らないままの天使と悪魔が居って、 差し出されたまんまのフルーツの盛り合わせと、 フルートの織り成す世界で酔っていて、 いつものように JACK DANIEL ウイスキー を好き好んで、 飲み干して酔っ払って、 払い飽きた、 もうあんたの借金と私の命を交換したって返済できないの? 清算にはならないの? 返す気なんて一つもないけど それでも足りないなら 私の右目を差し出そう、 それでもまだ足りないなら、 左目も差し出そう。 薬指も投げ付けようか? いっそ見えんくなって、 銀盤の音で、 天使に手を取られ導かれよう。 どうせなら打ち消して銀盤の音で悪魔の肩を借り誘ってもらおう。 It's 想 latter FOR くだんない。        一生ズレタ to Gotta night
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