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「ん…」
あれ…?ここ…。
ゆっくりと目を開けると
見覚えのある天井
見覚えのある部屋
ここ、私の部屋…?
ゆっくり重たい身体を起こすと、床に座ったままベッドにうっ伏して寝ている悠の姿があった。
悠の手はしっかりと知花の手を握っていた。
あ、そっか…。
あのまま泣きながら店を出て、家に着くなり寝ちゃったのかな…?
悠、ずっと手握っててくれたのかな……?
知花は悠の寝顔を愛おしそうに眺めた。
起きたらお礼、言わなきゃな。
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