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Eの妹が出来ちゃった結婚することになった。それはそれでよかった、僕の中ではそう思ってた。その妹の旦那が養子入ると言っていた。僕もその意見に賛成だった。けど、Eの中では違ってた…僕が養子になる予定だったみたい。
その当時の年齢は、僕が二十三歳、Eが二十九歳。確かにEの年齢からしてみると、結婚してもおかしくない年だった。養子も僕の予定だったけど、僕ではなくなったし。じゃあ結婚するか!それが僕のプロポーズの言葉だった。Eを幸せにするとか、Eと一緒に人生を歩いて行きたいとかの、クサいセリフは出て来なかった。正直ものすごく不安だったから。何が不安だったかと言うと、この流れでいいのか?間違いなく、僕のタイミングじゃない…と、思っていたからだ。Eはそのプロポーズの言葉で納得した。と、いうよりも、それでいいの?と、僕のほうがさらに不安になってきた…
この勢いで僕の両親に結婚する報告すると、猛反対された。付き合うのはよかったけど、まさか結婚までとは…オカンが僕に姉さん女房になるけど大丈夫?と、聞いてきた。だけど、ここまで来て引けるか、と、Eのことが好きだったから、大丈夫。と、答えた。そして今度は…
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