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Eの両親に挨拶をしに言った。Eの両親は快く認めてくれた。それから、結婚式場選び、ここからは僕の出るところではなく、Eの付き添いで、Eの気に入る式場が決まるまで振り回された。ようやく決まったのが、二ヶ月後だった。やっと決まった!と、思ったら、まだまだたくさん決めないといけなかった…招待する人、料理、引き出物、衣裳、披露宴中に流す曲…だぁ、そんなの好きにしてくれ…僕はそんな気持ちだった。だけど歌は僕が昔から好きだったから、そこだけは僕が決めた。一応、僕も結婚したいと思っていることをアピールしていかないとね。
翌年、平成十三年十月十四日、僕、二十四歳、E、三十歳、付き合って五年二ヶ月で結婚式場で教会式を挙げた。神父さんの前ですこやかなる時も、病める時も妻、Eを愛する事を誓いますか?ハイ!誓います。指輪の交換、誓いの口づけを…で式は終わった。来てくれたみんなからライスシャワーの祝福を受けて、一歩一歩、歩いている時に考えてた。あれっ?僕、Eの事好きだけど、本当に愛しているのか?口ではなんとでも言えるけど、態度で表現出来るのかな?これから先、愛してるに変わるのかなという不安を抱えながら…
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