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伝えるために
「う~ん…自由か…それじゃ!」
私は動いた。
「服は…薄いピンクのワンピースと靴は…薄い緑のミュールっと!」
それらを取ると着替え室で素早く着替えてでて来た。その頃審査委員の人達がいる控室に…
「おや!花夜ちゃんも来たのか!」
「当然です!私と一緒に仕事をやるパートナー決めなんですから!!」
力ある言葉で花夜は言った。すると…
「…相変わらず元気で明るいなぁ!花夜は」
その声に花夜は振り向いた。
「あー!羽矢!来てたの!」
彼の名前は時科 羽矢(15)『リブン』の雑誌のモデルをしている…男子の中では一番人気があるのだ!
「来てたのって!いてもおかしくないだろ!…それに今回選ばれる子はきっと見物だと俺の勘が言うんだよ!」
「そうなの?」
その頃空はと言うと…着替えも全て終わりメイクに今度は考えていた。残り時間は、30分となっていた。
「…(この服には濃いメイクじゃなくてほんのり薄いメイクだよね!…だったら)」
制限時間になった時50人くらいの人が出来ていなかった。
「…(みんな自分での表し方を忘れちゃったんだ…自分もああならないようにしないとね!)」
その時司会の人が一人一人控室に来てくださいとなった。私は最初くらいがいいのに最後にされてしまった。
「うぅ…最後になってしまった…最後って落ちるっていうジンクスを聞いたことがあるよ…はぁ~」
私はもう駄目だと思いながら待合室で他の人達と一緒に座って待っていた。
「矢沢 空さん!どうぞ…」
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