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などと審査員達のヒソヒソ声がする…。でも私は今に集中しているため聞こえていなかった…。
「いくよー!」
パシャ…パシャ何度もシャッター音が聞こえる少し緊張している私はどう写るだろうか?まさかまた表情がなくなっているんだろうか?‥表情がなくてもいい、受かるとかが目標じゃない今を伝えたい…。
「(皆今春なんだよ!桜の花が舞っているんだよ!…皆に伝えたい!)」
最後の一枚となった時、誰もがやっぱり駄目だなと思った時、私の力が開いた…。
「…私…今桜を見ました…」
「俺も…」
審査員の人達が驚きに漏れた言葉だった。
それから撮影が終わった。私は化粧室に行きメイクを落とし元の服になり事務所の方へと戻る…その間控室では、皆が無言で驚いていた。
「…(…あの空ちゃんて子…凄い力を持っているじゃんか!…花夜とぴったりだ!」
「…(私の力じゃあんなのは出せない…)」
それぞれ空を見て思う事は凄い力を持っているが審査員の中で多かったそして、ものすごい印象を与えたのだった…。
「終わったー!…あとは結果を待つだけだね…」
結果は、手紙で届く合格の手紙は言われるまでもなく『空』に届いたのだった…
「空やったな!社長も嬉しいぞ!!」
「…そんなに近づかないでください!変態に思われますよ!」
「しかし最後のポラ凄かったぞ!あの桜の花!」
事務所では、社長と佐藤さんがうるさかった…そしてこれからが私の第三歩となったのだ…
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