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「あの子がさっき言っていた空だ!」
空は社長の方を向いた。社長の他に人が居る事を知り興味津々で早足で向かった。
「…社長この人達は?」
私は知らない二人に礼を一応して社長に聞いた。
「この二人が朝話した人だ!花夜ちゃんと話してきなさい!私はこちらの社長と話しをしたいからね」
そういうと社長二人はスタジオを出た。残された二人は、ポツンと立っていた。そして気まずい空気が流れる…。
「…(どうしよう~‥何もしないのは駄目よね)あっあの!」
「あの!雑談室で話しませんか?ここ座る所ないから」
花夜は先に何か言おうとしていたが、私が先に言ってしまった。そして二人は雑談室へ入り椅子に座った。
「ねぇ…花夜さんなんだよね‥あの激カワモデルの…」
空は恐る恐る聞いた。あの憧れの人が今目の前にいるのだから…。その最初の話しに花夜は唖然として…
「…プッ…はぁっはぁ!気まずくなるのが馬鹿みたいね!‥私は紅野 花夜!花夜でいいよさんずけ私嫌だから!」
その話しから話が弾んで私は楽しかった…
話す事ある展開へとなってしまった。
「空さぁ!オーディション受けてみてよ!」
「えぇ!私が!無理だよ私には…」
「私は空と仕事してみたい!ハードルとか関係ないよ!用はどう乗り越えるかだよ!だから問題ない!それに私は…」
っと花夜が言いかけた時雑談室のドアが開き斎藤社長が入って来た。
「お!こんな所にいたのか!帰るってよ花夜!」
その言葉に私は寂しさが心にあった談話室を出ようとした花夜が私に…
「…私空の事ライバルと見ることにした!だから空!上に上がってきな!それじゃ…」
そうして帰ってしまった。私は一人ポツンと唖然としていた。でも空の心の中で…
「(…上に上がってみせる!花夜のライバルとして…)よ~し!頑張るぞー!」
花夜がライバルとなった事が空の何かにヒビを入れた事は、誰も知らなかった…。
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