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では、何故そんなことを言っている私は普通に暮らしているのか?そんな屁理屈を言っておいて、普通に暮らしていけるのだろうか?分からない。私には分からない。ただ私は当たり前ということに疑問を持っただけなのだ。何故当たり前なのか?当たり前の基準は何なのか?私は狂っているのか?分からない。分からない。私は、これだけ世の中に疑問を持っていても、人間の感情に抗うことは出来ない。抗おうとしても、無駄なのだ。無理なのだ。 何故なら、私もまた、人間だからだ。 プログラムを解除することなど出来はしないのだ。 だから、私は人間。人間のプログラムを使って最大限に人間を楽しんでいる。人間はこの頃、何か勘違いをしているようだ。こんな私も人間だから、偉そうには言えないことなのだが…。まあ聞いてほしい。 人間はこの頃、人間が地球上で一番偉い、強いと勘違いしているようだ。人間が強い?群れないと生きていけない生物が強い?あり得ないだろう?自然の摂理に従って生きていくことも出来ないような生物が強いのか?群れて愚かな行為を繰り返し、自らが一番偉いと思い込む。最悪に汚い生物だとは思わないか?食に関してもそうだ。人間は何時からか食に対して必要以上の事を望むようになった。味、見た目…。本来は食事など、腹が満たされればそれで良かったのだ。なのに、現在はダイエットだとか不味いと理由を付けて大量に残して捨てる人々が増えている。それも自らを奢り高ぶった結果だと言えるだろう。そんな人々には一回、餓死しかけてみろ。アフリカに行ってみろ。と言いたい。すぐ近くにも、食について見つめ直す課題は多々あるのだ。太れるという事は、それだけ幸せという事ではないか。 これでは自分で自らの首を締めているようなものだ。人間の滅亡も目に見えているだろう。自然のバランスを崩し、奢り高ぶった人間など、消される運命にあるのだ。 少なくとも私はそう思う。 確信など無いし、私のただの想像だが。 そして、人間をプログラミングした奴が何処かでまた人間のような物を作るのだ。  
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