2人の悲劇

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『ねぇ~ねぇ~Kくんちょっとやばくない?』 二宮はTに話しかけた。しかし… 【ん~そうか?酔っ払ってもとうだけやろ】 と、あまり真剣に取り合ってくれない。 『でも~…スカートの中に手入れて、ユウ触られてるんちゃう?』 【ユウちゃんは嫌がっとんか?あんまり見たらアカンって。邪魔せんといたり~】 『う~ん…』 二宮は納得できなかったが、Tに無理矢理肩を抱き寄せられ、それ以上後ろを見させてもらえなかった。 それよりも、Tの様子もおかしい…。 酔っ払っているのか、完全に目が据わっている。
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