神秘

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-Satellite-     放て 後悔の光を 鋭く突き刺すように 近づく事もできずに 君の周囲をまわるよ   流れゆく時の中 離れもしなければ 近づきもせず ただ浮遊しては 熱を恋焦がれている   見え隠れするその姿を 少しでも君が気にかけてくれたなら 欠ける事だっていとわない 姿を消してまた光輝くよ   放て 象徴の光を 鋭く突き抜けてゆく 僕の存在が目にとまるように 消えてはまた現われ   叫べ 悲愴の夢を 淡く光輝いて 近づく事もできずに 君の周囲をまわるよ   空が闇に染まる頃 陽の光を受け継いで 僕は君を照らす   放て 誓いの光を 鋭く突き刺すように 君がいつでも明るく 居られるよう祈るよ   叫べ 絶望の夢を 儚く輝いて 近づけない哀れな 僕は周囲をまわるよ
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