さこん No.1 怖い人

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「あ………すみませんっ」 「…ちょ…おま…」 さこんは礼を言うや否やすごいスピードで ピザを口にほおばった。 げほん げほんむせている。 俺は半ばあきれつつ無言で水を差しだした。 見た目で判断するならば さこんは俗に言う<オタク>タイプなんやろう。 差別されていると騒ぎながら 俺みたいなタイプを実は一番差別し恐れていたりする。 とはゆっても仕事やしなぁ… 俺はさこんが落ち着いたのを見計らって再び問いかけた。 「自分なんで依頼してきたん?」 「すみませんっ…!」 「…………訳は?」 だめや。 苛つく…
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