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「あ………すみませんっ」
「…ちょ…おま…」
さこんは礼を言うや否やすごいスピードで
ピザを口にほおばった。
げほん げほんむせている。
俺は半ばあきれつつ無言で水を差しだした。
見た目で判断するならば
さこんは俗に言う<オタク>タイプなんやろう。
差別されていると騒ぎながら
俺みたいなタイプを実は一番差別し恐れていたりする。
とはゆっても仕事やしなぁ…
俺はさこんが落ち着いたのを見計らって再び問いかけた。
「自分なんで依頼してきたん?」
「すみませんっ…!」
「…………訳は?」
だめや。
苛つく…
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