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俺が周りから
違う目で見られ始めたのは中一からだった。
「あぁ~眠っ!学校サボりてぇ~!」
「この辺行くとこないじゃん」
あぁ、言い忘れてたけど
俺の名前は山田虎之介。
名字は普通なのに
虎之介って珍しくない?
そんでもう一人は
藤木淳司。
こいつとは幼稚園からの腐れ縁だ。
「ん~…。淳司どこがいい?」
「虎が決めていいよ。」
コイツはホントに人に押し付けるタイプだよな…
「あっ!三木田行かねッ?」
三木田ってのは俺らの住んでる周辺では栄えている街だ。
まぁたかがしれてるけど(笑)
とりあえず俺らは三木田へ向かった。
三木田は電車で6つくらい離れてる駅で、
俺らは電車で行ったんだ。
「淳司ぃ…。なんか見てくる奴いねぇ?」
俺らが座ってた席の斜め前に他の中学の奴らが座っていて、ずっとこっちを見ていた。
「あれってガン飛ばしてるってゆーんだよ!」
「そーなんだ?あっちゃん物知り~♪」
そんな感じでふざけていたら、なんと彼等に話し掛けられてしまった!
お茶の誘いじゃないよ♪
「何見てんだよ?」
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