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続きは知らない…その後どうなったかなんて…
私も自由がほしい…でも、無理よね…
何なら…彼女のように自殺すれば良いじゃない…
誰かに殺してもらうんじゃなくて…
自分で殺してしまえば…
フフフ…そうよね…自分で殺してしまえば良いのよ…死んでしまおう…
首にカッターを当てた瞬間…
―待ちなよ―
ッ!?
何!?誰!?
…き、気のせい?
そ、そうよ…き、きっと死ぬ前だから…ど、動揺してるのね…
平常心を取り戻さないと…し、深呼吸…深呼吸…
吸って…吐いて…って…これじゃあ死ねないじゃない!!
もう!
何でこんなに元気になったの!
死ぬ前の人じゃな、い…!!
しかし、魅月は鋭い痛みと、首にぬるぬるして、生暖かい感じとドクドクと速い脈拍に違和感を感じた。
そして恐る恐るカッターを見た…
血が…ついてる?
手は…真っ赤…生暖、かい赤黒い、血?
私…の?
死ねる…の?
や、っと?
何で…死にたかったの?
何で…?
でも…なん…だか、気が…遠く…な、る…
…視界…が、ぼ…やけて…何にも見えない…でも…黒い…影が私を見つめて、る?
小人みたいに尖った耳に赤いピアス…色んなピアス…形様々…目は真っ赤?紫?黄色?意味分んな……
そこで、魅月は意識を手離した。
―少女死す―
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