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「うわっ……キモいな作者……」
「近々、犯罪をする予定もあるらしいわっ」
「やべぇなそれ。
俺達の物語が完成しない事もあり得ねぇか?」
「あのぉ……」
話の進行を無視ながら、作者の恥部で盛り上がる幼なじみの二人。
つか! なんだ犯罪をする予定って!? 読者に危ない印象を与えるな! そんな危ないやつじゃねぇよ!
「うるさい! 真実何だから、いいでしょ!」
「てか、作者! あんたセリフ喋ってんだから、かぎかっこぐらい使いなさいよっ!」
「あのぉ……」
「えっ? 入っていんだ会話。じゃあお邪魔しまーす♪」
「ええ、いいわよっ!」
「ところで作者! 言いたい事が――」
「あのっ!」
――バンッ!
亜美が思い切り机を叩き、辺りに静寂が流れた――。
眉間にシワが寄り、叩いた机にはひびが入っている……。
「「「何ですか」」」
たじろぎながら、作者とその一同は亜美に視線を向ける。
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