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「そのかわり、君にはそれなりのことしてもらうから。放課後毎日、視聴覚室に来てね」 次の日から、私達の関係は始まった。 期限は弁償金を全額払い終わるまで。 視聴覚室に行くと彼が待っていた。 私を床に寝かせて、自分の制服のネクタイを緩めていた。 視聴覚室の、床は冷たい。 彼は私の体中にキスをする。 裸になると、背中が冷たくならないように、と上着を置いてくれた。 「気持ち良い?」 私は頷くしか出来ない。 その日から、放課後に毎日のように体を重ねる日々が続いた。
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