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その関係が始まってから、彼は午前中、学校に来なかった。
遊んでるんだと思った。
だけど、違う。
必死にバイトをしていた。
見る度見る度違う格好をしていて、こいつは何個掛け持ちしてるんだ。
やがて、茶色だった髪は黒くなった。
その日も行為が始まった。
今まで淡々と受け流していた私だけど、彼の苦労を知ると…感じた。
切なそうに、苦しそうに、悲しそうに私の名前を呼ぶ彼を見て、この人は私のことどう思っているのか気になった。
「毎日バイト…疲れない?」
終わった後、聞いてみた。
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