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そっと覗いて二人の顔を見てみた。 …凄く辛そうな顔だった。 好きでヤってんじゃないのか? なんでそんな顔してんだよ…。 俺はあまりの切なさに、見ていられなくなって顔を逸らした。 明らかに両想いの二人なのに、想いが伝えられてないような…。 そんなこと、他人が口出ししても仕方ないか。 俺はその場を静かに立ち去った。 家に帰ると、またアイツが来ていた。 妹の親友で、俺の喧嘩友達。 「ただいま」 「兄ちゃんお帰り!」
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