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確か、あの日はテストの点数がかなり悪かった。
担任の先生にこっぴどく怒られた上に、目指している高校には行けないと…はっきり言われた。
受験生としての自覚が足りなかった。
家に帰って一番に目に入ったのが“煙草”だ。
どうしようもなく腹が立っていた俺は、ストレス発散のために初めてそれを口にした。
「……不味い」
独り言を呟いた。
そして、後ろから妙な視線を感じた。
…それがアイツだった。
「煙草…吸ってるの？」
「悪い？」
「悪いよ！」
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