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担任の大切にしていた花瓶を割った。
あんな所に置いてるのが悪いんだ。
高校生3年生の秋、委員会で遅くなった私は放課後一人で荷物の整理をし終えた。
そして勢いよくカバンを肩に…かけたら。
ガシャンと、誰も居ない教室に虚しい音が響いた。
どうしよう…。
取りあえず片付けようとした時、ドアの方に気配を感じた。
「あれ?何してんの?」
見られた…。
目撃した相手は茶髪でピアスの不良だった。
顔は決して悪くないからモテるけど、私はそのチャラチャラした雰囲気が嫌いだった。
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