【僕の彼女が消える日…。】

第３章 ～本当のこと～

ーーガラガラッーー

病室の扉が開き

七海の母が入ってきた。

「…七海。本当の事を言うわね…。」

七海の母さんは

扉の前で話を聞いてたらしい

『…うん。』

「先生が言うにわね…。あと一ヶ月と二週間くらいなの……。」

そう言って

七海の母さんは

泣きはじめた…。

『そっかぁ……。一ヵ月と二週間か……もうあんま無いんだね……。』

七海が言い終わったあと

俺も下をむいて

泣いた…。

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神様…。

本当にあなたがいるなら

私の願いを

叶えて下さい。

七海の病気を

治して下さいとは言いません。

せめて…

私と七海の立場を

変えて下さい…。

あなたが

少しでも長く

生きられるのなら

私は何も望みません…。

あなたが

生きていることだけが

私の何よりの望みです……。