第4章 ~思い出~

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「ねぇ…?広貴…覚えてる?」 『…なにを?』 「私達が初めて会った時のこと…。」 『うん。覚えてるよ…忘れるわけないだろ…。』 「高校の入学式だよね…。私と広貴が初めて話したの…」 『ああ…。七海が体育館で転けたんだよな…?それで俺が手を差し出した…。』 「うん…。楽しかったなぁ……あの頃は…。」 そして七海は 俺らが 付き合ってきた中で 今までに起こった出来事を ふりかえるように 話しはじめた…。 そんな七海の話を 聞いてるうちに 俺の頬に温かいものが 流れた…。 広貴は初めて 七海の前で涙を流した…。  
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