『RPG①』

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或る日、世界中の人々は魔王の「笑って笑って笑い死ね電波」という非常に強い力の影響を受けて、どの国も争いがなくなり、世界に平和がもたらされた。 しかし、その『力』の影響にも例外があり、電波の影響を受けない特異体質の者たち(自称:選ばれし者たち)が存在した。 彼らはこの世界が混沌としている中、お腹が減っても立ち上がり、魔王にこれ以上、電波を出さないよう説得をするために旅に出た。 「俺は、勇者、アルファ。伝説の剣が装備できるような気がする」 「おっ、魔王の電波がお前にも効かないというのか。これは奇遇だな。俺も勇者、名はベータ。最強の剣が手に入り、装備できるような気がする」 「えっ、あなた達も魔王の電波を無効化する力を持っているのね。それに2人とも勇者なんだ。じゃあ、私は魔法使いがいいな。名前はイプシロン。そして、弟の・・・」 「ガンマ。僧侶だ。多分」 「私たち姉弟は、何か物凄いミステリアスな魔法が使えると思うの」 「ちょっとばかり、常識が欠けているところがあるんだけどね。姉さん」 ・・・
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