911人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから…
6人は別々の車に乗せられた。
その内の1人…彩子はずっと震えていた。
優子が居ないとこんなに不安だなんて…
車に乗せられた途端、何故かアイマスクを付けられた。
隙間から少し外が見えるがどこなのかまでは判断出来ない。
目隠しで視界を奪われる…
それだけでも怖いのに
1人ぽっちだなんて…。
「ママ…御免なさい…」
彩子は涙をながして呟いた。
30分程走っただろうか。
車が止まった。
おそらく到着したのだろう。
男に引っ張られ車を降りる。
暫く草むらを歩き、建物内に入ってから数分後に目隠しを取られた。
急に眩しくなり目を瞑る。
暫くして目を開けた彩子は驚愕した。
「な…!何よここ!」
目の前に広がる現実…。
彩子は檻の中に居た。
最初のコメントを投稿しよう!