第一話 サクラ

4/4
前へ
/256ページ
次へ
[御免…] 由紀斗が謝った。 [ウチが言わなくてもサクラも同じ言葉言うと思うよ] 穂花が言った。 [分かってる、多分俺もそう思うよ。でも時が経つのは早いね。] 由紀斗が言った。 穂花が由紀斗の手を優しく包み込んだ。 [本当だね…] 穂花が言った。 [サクラに会いたいよ。] 由紀斗はお墓に(福山サクラ)書かれた文字を見ながら泣きながら言った。 [由紀斗…] 穂花はそっと、後ろから抱き着いた。
/256ページ

最初のコメントを投稿しよう!

92人が本棚に入れています
本棚に追加