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取出したのは、お決まりの
まんじゅうの箱。
もちろん、中身は小判!
将軍様は小声で手招きした。
「ちこうよれ(近くへ)。
ききょうや。
ほう、いい色ツヤよのう。」
「将軍様のお城には、
かないませんよ。」
ますます怪しい笑いを
浮かべるききょうや。
「それにしても
偽いんろうとは、
何か企んでおるな。
お主も悪よのう。ホホッ」
将軍様は、扇子を口に
当てて笑った。
ききょうやは、偽いんろうを
手に入れた!
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