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カイン「…ん、朝か。」
日が昇って少し経ったころ、カインは目が覚めた。そして、すぐに立ち上がり魔法陣を発動させて顔を洗いにいった。
カイン「…お前は何をしている。」
カインが帰ってきた時に見たのは、昨日狩ったウルフの肉をサイコロ状にしているラミだった。
ラミ「見て分からないんですか?食べやすいように切ってるんですよ。」
カイン「…それはわかるんだが、何故切る必要がある?そのまま食えばいいだろう。」
ラミ「カインさん…私これでも可憐な乙女なんですよ?かぶりつくなんてまねはしません。」
少し怒りながら言った。喋っている最中もずっと同じ大きさで肉を切っていく。
カイン「…待て、昨日普通に食っていたじゃないか。」
ラミ「うっ…そ、それは昨日切る暇がなかったんですよ!」
カインの核心を突いた言葉に少しどもりながらも言い訳をする。
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