第二章

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ラミ「用ならあるじゃないですか!学園に行くって用が!」 確かに、一応街には学園に行くという用がある。 だが カイン「…いや、学園以外の用だ。」 学園以外に行くところは無い。そのため、学園に行ったらもう用はない。 ラミ「無い…ですね。あはは…。」 苦笑いしながら返事をする。 カイン「…俺が了承したんだ、行くしかないか。」 ラミ「そうですよぉ!カインさんは黙って着いて来れば良いんです!」 この言葉に調子に乗ったラミに心底黙っていれば良かった。と思っていたカイン。 ラミ「あっ、そうだ!カインさんにお洋服を買いましょう!」 カイン「…は?……いや、俺は服なんていらんぞ。」 服を買うという言葉に一瞬止まったカインだが、すぐに否定する。 やはり、今まで着ていた服のが着心地が良いんだろう。
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