第二章

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学園長室が見つからないまま20分、カインは何かを見つけ指差す。 カイン「…あれじゃないのか?」 ラミはカインが指差す場所を見てみる。そこには明らかに場違いな扉がある。 ラミ「あ、やっと見つかりましたね。」 カイン「…これは無いだろう……、金ばかりじゃないか。」 扉は金だけで作られており、無駄に光っている。 カイン「…物凄く入りにくいんだが。」 扉を開けようと手をノブに掛けるカインだが、開けるのを少し躊躇っている。 ラミ「躊躇っても意味ないです。早く入りますよ。」 カインの手を退け、扉を開きズカズカと入っていった。 カイン「…意外と図々しいなあいつ。」 当然この呟きは聞こえる筈もなく、中から「カインさーん」という声が聞こえ、カインも学園長室に入った。
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