悲しみの金眼 ～呪われし右腕 聖なる左腕～

第二章

ラミ｢何か多く持ってた方が、気分的に良いじゃないですか。｣

綺麗に作られた杖を持って笑顔で言う。杖を持っている手の指に指輪がついていることから、前に買ったものだろう。

カイン｢…二つ持っていても意味ないだろ…。｣

ラミ｢そんなことないですよ？媒体にはその人の魔力量を少しだけ上げる効果か、魔力コントロールを手伝う効果があるんです。だから二つ持ってると効果も二倍になるんです。｣

カイン｢…そうか。｣

自分から聞いたラミの説明を軽く流しレジに向かった。

ラミ｢魔力コントロールは大切なんですよー！｣

カイン｢…で、次はどこに行くんだ？｣

ラミ｢うぅ…。｣

結局買うまであしらわれたり、無視されていたので軽く拗ねている。