短編小説集第④部

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ホテルの敷地には鎖等が張ってあり、中に入れないようにしてあったが、海沿いにある場所だけに、鎖は錆びて簡単に外れたのか既に外れ朽ち果てようとしていた。       俺達は初めて行った場所だったのに、何かに導かれるかの様にホテルに入れる場所に真っ直ぐに向かった。      その時、一緒にいた5人の中で唯一の後輩のKが突然叫びながら走りだした。     初めは恐がらせる為だと思っていたのだが…  
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