短編小説集第④部

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でも、それは間違っていた。        突然叫びながら走りだした後輩に俺と凄まじい霊感の持ち主であるWさんが同時に『止まれ』と叫んだ。     勿論、俺もWさんもこの場所は初めて来た場所だった。    しかし、俺達が止まれと言って、Kが止まった場所は、このホテルの施設であったプールの一歩手前だった。   夜遅い時間だったので、暗くて、俺もWさんもみんなも、そこにプールがあった事等誰も知らなかった。       そして、Kに何故走りだしたか尋ねたが…     Kは、叫んでも、走ってもいないと言った。
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