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「うん。なんか、生きるの、嫌になっちゃって……」
少年は、一瞬だけ、少し哀しい顔をした。
「やめなよ。自殺なんて……
生きてられるだけ、生きなきゃ後悔するよ……」
なんなんだ、この少年は。
少しいらっときたものの、少年の言葉にはなぜか重みが感じられた。
「あなたは………?」
気づいたら、名前を聞いていた。
少年は、クスッと笑うと
「結木 海。」
そう、教えてくれた。
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