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双剣を巧みに使い戦う雅樹、敵の爪を左手の剣で防ぎ残った剣で攻撃する…化物の至る所から血が流れている。
「よっしゃぁ、これでラストだっ!!」
そして止めの一撃。
化物はその場で倒れ動かなくなった。
それまでにかかった時間、わずか五分たらず…明らかに強すぎる。
「ふぅ、倒したけどなんでこんなに動けんだ?」
「…私の力を今だけあなたに貸した…」
「あぁ、だからこんなに動けるんだ…ってキミこんな強いの!?」
「…まだ三割し…か…」
「あれ?どーしたの?」
「…もう…力が届か…ない」
「えっ!?じゃあ俺どーすればいいんだよ?」
「…大丈…夫、あっちの世…界に送…るから…」
「あっちの世界って、どこだよ?つーか拒否権は?」
「…さぁ…頑張…って」
彼女がそう言うと、雅樹の周りに光が現れ雅樹の視界を覆っていった…
(また無視された…まぁ、どーにかなるかな……?)
そうして雅樹が光と共に消えた後、白い空間にワンピースを着た一人の少女が。
「キミなら大丈夫……きっと……」
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