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前にも後ろにも狼、ジリジリと詰め寄ってくる。
一斉に飛びかかって仕留める気なのだろう。
そして…
「クソッ!、なんで剣が出ないんだよ…こんなとこで死ぬのかよ…」
狼達が襲いかかった…
『アークリフレクション!!』
(…なんだ今の?俺は死んだのか?)
「ほらキミ、もうアイツらはいないよ。目開けて?」
「…え?」
言われた通り目を開けると、そこには地面に転がった狼の死体。
そしてその横には、あまり見ない服を着ている女の子がいた。
「ねぇ、なんでこんなとこにいたの?此処は一般人が来れる場所じゃないのに」
「なんでって…何でだろうね」
「ふざけてるの?」
その黒髪を揺らし、不思議そうに雅樹を見る。
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