6233人が本棚に入れています
本棚に追加
/407ページ
「誰だろ?つーかこれ出ないといけないのかな?」
再びチャイムが鳴る。
「どーしようかな」
そしてまた鳴り響き、雅樹は少し無視してみるが、今度はドアを殴るような音が。
「うわっ、怖っ。はーい今でまーす……どなたですか~」
「やぁ、やっと起きた?」
「あ、うん」
(さっきの娘だよな……たしか)
「どーしたの?」
「どーしたのって、キミなんでこんなに落ち着いてるの?」
「う~ん、なんでだろうね。まぁ色々ありすぎて慣れちゃったのかな」
「ふ~ん、まぁいいわ。とりあえず学園長室行くわよ」
「なんで?」
「なんでって、キミが此処に入学するためよ?」
「へ?」
「いいから行くわよ」
最初のコメントを投稿しよう!