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それから十分後。
「ねぇ、まだつかないの?」
「もうちょっとよ」
「ねぇ…「今度は何?」
「いや…よく考えたらキミの名前聞いてないなぁと思って」
「あぁ…そう言えばそうね
…私の名前は、柊由香-ヒイラギユカ-15才、よろしくね」
「うん、よろしく」
「……」
「どうしたの?」
「あなたの名前は?」
「…あ、ごめん。…俺の名前は柳雅樹、由香と同じで15才だよ」
「わかったわ、よろしくね~雅樹」
(なんか森で会った時とは雰囲気違うなぁ)
「ほら、着いたわよ?」
「ん?あ、ホントだ」
そこには他とは違う大きなドアに、プレートには『学園長室』と書いてあった。
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