知らない世界と学園と

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「そう言えばさ、由香の部屋って何処なの?」 「え?私の部屋はそこよ」 そう言って指を差した部屋は。 「あ、俺の部屋と隣なんだ」 「え!?そうなの?(たぶん学園長の仕業よね……)」 そのころ学園長は。 「フフッ、今ごろは部屋に着いている頃かしら。仲良くやってくれればいいんですけどね」 結構イタズラ好きな学園長。笑いながら学園長としての仕事をこなしている。 そして場所は戻って。 「ま、お隣さんってことで、改めてよろしく」 「こちらこそよろしく。あ、雅樹、夕御飯どうするの?」 「考えてないや、冷蔵庫に食材って──」 「来たばっかりであるわけないわよ」 「だよなー。んーどうしよう」 「じゃあ、私の部屋で一緒に食べる?」 「え、いいの?迷惑じゃない?」 「全然大丈夫よ、じゃあ後で呼びに行くわ」 「あぁ、ありがとう。じゃあまた後でね」
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