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ちょうど春の暖かい光が昇り始めた頃、甲高い機械音によって雅樹は起きた。
「ふわぁ~ぁ、よく寝た~……って、俺目覚ましなんかかけたっけ?」
そう思いつつその甲高い音の正体を探していると、昨日部屋に置いてあった携帯端末が鳴っていた。
「なんでこれが鳴ってたんだ?まぁいっか」
大して気にせず雅樹は準備を始めようとしたのだが。
「朝飯のこと考えてなかったな。夕御飯は由香にご馳走してもらったからなぁ。なんかないのかな?」
そうして部屋中を探したがやはり何も見つからない。
「まぁしょうがないか」
結局諦めて準備をし始めた。
顔を洗い、歯を磨き、学園の制服に着替えた。
「よし!準備完了。まだ少し早いから由香は来ないかな?」
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