~第一章~能力…

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4月17日AM11:10 「なんとも信じられませんな…」 類は病院にいた…突然生き返った類の体を心配した美子が無理矢理連れて来たのだ 美子「えぇ私も本当に信じられません…」 「確かに死後に意識を取り戻すという例は確認されているんですが…死後7日というのは極めて異例ですな」 美子「でも息子の体は大丈夫なんですよね」 「はいっ…精密検査の結果何処も異常はありません」 美子「よかった…」 類「母さん…」 PM12:15 美子「もう無茶しちゃ駄目よ…あんたが死んだら母さん一人ぼっちなんだから」 類「わかったよ…(昨日から何回目だ)」 信号が赤になり車を止める…その時類は一人の男が目につく 類「はぁぁ~…眠い…うん…4月17日…今日?…23:26…なんだ?」 その時類にはその数字がなんなのかわからなかった… PM11:20 類「もうこんな時間か…23:20…」 類は昼間見た男を思い出していた 類「…あの数字なんだったんだ……まぁいいや今夜は早く寝よう…」 4月18日6:45 類「…まだ7時前…早く寝過ぎた…テレビでも見るか」 ピッ 昨日も通り魔被害者が出たようです被害者は会社員の青木正さんと見られ… 類「この人…昨日の」 死亡推定時刻は23時から0時の間の模様… 類「時間まで…どうなってんだ」 AM7:50 美子「母さんもう行かなきゃ…学校は来週からでいいからゆっくり休むのよ」 類「うっ…うん」 類は今朝のニュースがずっと気にかかっていた 類「…偶然だよな…」 類は考え込んだ AM9:20 悩んでいても仕方ないと行動に移す事にした 類「昨日見たいな人を探すんだ…日にちと時間が分かる人を…」 類は走り回った AM10:40 類「やっぱり…そんな人…簡単に見付かるわけ……いたっ」 類が見つけたのは昨日と同じサラリーマン風の男だ 類「日時は…今日じゃないかっ…時間…23:33かっ」 類はその男の事をしっかり覚えた PM11:32 類「あと…1分」 ………… 類「33分…って…明日にならなきゃ分からないか…いぃや今夜も早く寝よう」 その日も類は早く寝た 4月19日AM6:43 類「ニュース、ニュース」 類は起きてすぐにテレビに向かった またしても通り魔被害者です…被害者は佐竹紀さん会社員 類「この人…昨日の…やっぱり本当に…」 ?「…くっくっく…」
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