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類は怖くなり自分の部屋のベッドに横たわった
類「僕が…見た時間どおりに人が…僕の目は…」
その時類に誰かが話かけてきた
?「くっくっく…その能力の意味が少しは分かったようだな…」
類「誰だ…」
類は必死で部屋の中を見回すが誰もいない
?「無駄さ…俺はお前の心の中にいる…」
類「心の中?…どういう意味だよ」
?「くっくっくっ…勇馬類17才…寿命は…いゃこれは言っちゃあ駄目か……俺は死神のムルだよろしくな…」
類「なんで僕の名前…死神…意味がわからない…」
類はこれまでに無いほど困惑した
ムル「落ち付けよ…今から説明してやるから…まずなにを聞きたい?」
類「死神って何…僕の目は一体…心の中って」
ムル「一個づつ教えてやる…まず死神ってのは人が寿命を迎える時にそいつをあの世へ送り届ける者の事」
類「…それが死神…じゃあなんでお前はここにいるんだよっ」
ムル「俺達死神は二つに分かれるんだ…一つは人間をあの世へ案内する上流死神…もう一つは地獄で辛い労働を強いられる下級死神…」
類「お前はどっちなんだ?」
ムル「俺は後者の下級死神さっ」
類「なんで僕の所に…」
ムル「いい質問だ…死神が労働を逃れる方法が一つだけある…」
類「なんだよっ…」
ムル「人間の心に住まわせてもらう事だ…」
類「人間の心に…」
ムル「そう…ただし誰でもって分けじゃない…百年に一度だけ死神が取り付ける人間が現れる…」
類「それが…僕」
ムル「そして死神を心に住まわせた人間は…命ともう一つ…死神の目を得る」
類「死神の目…」
ムル「そして死神の目を得た人間は死ぬ三日前からの人間の寿命が見える…」
類「だから…待てよさっきお前僕の寿命いいかけただろ…って事は…」
ムル「鋭いな…心配するな死神は死ぬ時が何時だって人間の寿命が見える…お前が死ぬのはまだまだ後さっ…っとこれも言っちゃあいけないんだ…誰にも秘密な…」
類「お前面白いな…」
ムル「そうか」
類「そういえば僕がお前を住まわせたら僕はどうなるんだ…」
ムル「なにもならないさっ…ただ俺の声はお前にしか聞こえない」
類「そうか…」
AM7:15
話が一段落して安心しきったのか類はそのまま眠りについた…
ムル「やれやれ…コイツは面白ろそうだ…クックック…」
ムルの笑いは不気味だった…
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