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AM10:12
類は眠りから覚めた
類「あれ僕…寝ちゃったのか…あれは…夢」
ムル「夢じゃねえょ…クックック」
類「やっぱり…死神だっけ…」
ムル「あぁ…死神のムルだ」
類「ムルか…今何時?」
ムル「あまり驚かないな。ちなみに今は10:16だ」
類「話も聞いたし…自分でも体験したからね…」
類は部屋を出てリビングへ向かった
類「母さん…は仕事か…」
リビングの机に手紙が置いてある
『類へよく寝てたようだから起こさずに行くはご飯は温めて食べてね…あまり外出歩いちゃだめよ…』
ムル「いぃ母さんだな…クックック」
類「あぁ…本当にね」
類は言われたとおり朝食を食べると出掛ける事にした
AM10:40
ムル「何処行くんだ…あまり出歩くなって書いてたろ」
類「別に…ただの散歩だよ」
ムル「そうか…」
類「それよりムル…教えてくれよもっと詳しく…お前の話聞く限り死神にもルール見たいな物があるんだろ?」
ムル「やっぱり鋭いな…いいぜっ…死神の掟教えてやるよ…まず下級死神が人間についた時の掟だ…死神はついた人間にその者の寿命を教えるような行動をしてはいけない…」
類が話に割って入る
類「それはムルはもう破ってるよな」ムル「あぁ…だから絶対秘密だぞ」
類「わかってるよ…」
ムル「そして実は死神の目を持った人間でも身内の寿命は見えない…それもついた人間に教えちゃ駄目だ…」
類「なるほど…じゃあ母さんの寿命は僕には見えない…ムルがそれを教えてもいけないって事か」
ムル「あぁ…まぁ大まかな掟はそれだけだ…細かい所はそのうち話す…次に死神の目を持った者の掟だ…死神の目を持った者は死ぬ三日前からの寿命が見えるってのは話たよな」
類「あぁ…聞いたよ…実際体験したしな…」
ムル「そして目を持った者は他者にそれを教えてはいけない…モチロン本人にも……死ぬと分かった人間がなにをするかわからんからな…と人間の掟で重要なのはこれくらいだ…細かいのはめんどいしな……」
類「なるほど…分かったよ…」
ムル「おっと…それと俺が居候になった時の特別ルールだ!」
類「なんだい…」
ムル「俺が話かける時は返せる状況なら必ず返す…退屈なのはこりごりだ」
類「わかるよその気持ち…僕も話相手が出来て嬉しいよムル」
ムル「そうか…そう言われると照れる…それともうひとつ俺は居候としての文句は言うぞ」
類「……」
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