椿という名の男

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まだ椿の喧嘩を見たことがない不良達がほとんどでそんなやつらが陰口をたたくようになってきた。   『瀬戸椿は佐倉佑介がいないと1人じゃ喧嘩もできない。』   『あいつはただの噂だけで大したことはない。』   そんなことが椿の耳に入ったのはまた喧嘩を売りにきた翔太という奴が直接言った。   『お前本当は大したことないらしいな!他のやつらもみんな言ってるぜ。』   これを聞いてさすがの椿も笑顔が消えた。 また佑介が出ていこうとしたとこを初めて止めて椿自ら出ていった。   椿の喧嘩には不良どもはやはり興味があるらしく佑介を含め何十人もが見学に行った。
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